「副業には動画編集がおすすめ!」
こんな情報をキャッチして実際に始めた方、これからやってみようかなという方もいると思う。
ハードルが高いように感じるかもしれないけど、副業としてお小遣いを稼ぐ程度なら難易度も決して高くはない。
PCと編集ソフトを準備できたなら、あとはGoogle先生に聞きながら編集をするだけ。
ソフトもAdobeなら月額2,000円くらいで済むので初期費用もさほどかからない。
案件によっては、初心者でも問題なく取り組めると思う。
しかも、一般的なYouTuberのような編集もそこまで難しくない。
とはいえ初心者がいきなり仕事を請け負うのも怖いと思うので、僕がおすすめする案件を3つ紹介させていただく。
まずはこれらの初心者向け案件をこなしながら徐々に力をつけよう。
おすすめ その① カット・テロップ挿入のみの案件
カットは超簡単
動画編集ソフトをはじめて立ち上げて、動画素材を用意したら最初に覚えるのがカットだと思う。
ソフトに関わらずカットは超簡単だ。
僕の使っているAdobeのpremiere proだと、かみそりみたいなボタン(レーザーツール[C])を選んで切りたい部分でぽちっとするだけ。それだけである。
動画のテンポを確認しながら余分な部分を削っていく作業なので時間はかかるものの、単純作業で淡々と素材を切るだけなので難易度はかなり低い。
テロップは自動入力ソフトを使えば楽
これも習得は簡単。
テレビレベルのテロップになるとゼロから作れるようになるまで時間がかかるものの、フォントを選んで文字に色と枠・影をつけるくらいならすぐにできるようになる。
自動である程度文字起こしをしてくれるソフトもあるので、活用すればかなり手間も省ける。
単価は安いがメリットもある
「カット・テロップをお任せします!」みたいな案件は、比較的単価は安いもののとっかかりとしては十分だと思う。
こういった案件は恐らく2次下請けのようなポジションで、やり手の編集者が時短のために面倒な部分を編集初心者に投げている。
継続して案件を貰える可能性も高いので、うまくこなせば報酬だけでなくクラウドソーシングサイト上での評価も積むことができるだろう。

おすすめ その② ホームビデオ等の編集
カット・テロップ挿入だけできればOK
たまにみかけるのがホームビデオの編集など個人からの案件だ。
たとえば
・「式場からもらった結婚式動画のダイジェスト版を作ってください」
・「子供の発表会動画の編集」
こんな案件があったら狙い目だ。
ハードルが低い
傾向としてこれらの案件は求められるものが多くない。
「HPに載せる集客につながるような動画を~」みたいなレベルでなく、要望も単純だ。
クライアントも知識が無いため難しいことは言ってこない。
上記で例に挙げた案件だと、結婚式動画は単にいい感じのシーンをつまんで繋げればいいだけだし、発表会のほうは余計な部分を削ってお子さんをアップにしてやったりするだけでいい。
こういった案件はクライアントが相場感を把握しておらず、作業のわりに高報酬だったりもするので人気が高い。
作業内容をあらかじめ限定したうえで、他より安い金額の提案を入れれば取れたりもするのでおすすめだ。
ただし選別は必要
注意したいのが学園祭動画や披露宴余興動画などは注意が必要だ。
これらは傾向として
・要望が多い
・予算が低い
・中断される
などの要素からリスクが高いように思う。
案件内容からわかるように、発注者は学生や20代など若い場合が多い。
彼らは普段YouTubeなどで凝ったつくりの動画をさんざん見ているため、クオリティへの要望が高い。
その割に予算は低く、軽いノリで無茶を言ってくるので編集者が損をくらうこともある。
僕も過去にさんざんヒアリングを重ね、事前のイメージ提案までしたのに連絡がとれなくなってそれっきり…なんて悲しいことがあった。

おすすめ その③ 撮影込みの案件
簡単な編集に慣れてきたら、撮影込みの案件を探してみてほしい。
たとえば
・商品紹介
・商品の使い方説明
・お掃除テクニック紹介
など。
これらは顔出し声出しがありだったり不要だったり様々なので、自分ができる範囲のものがあればチャンスだ。
たとえばこういう動画。
撮影はスマホと三脚があれば十分できるし、シンプルなので初心者でも時間さえあれば完成までもっていけると思う。
高単価
作業内容に撮影まで含んでいるので高単価なことが多い。
手間は増えるものの特別必要な機材もないし、自分で撮影できる=無駄のない素材を用意できるともいえる。
クラウドソーシングで撮影済みの動画編集業務を受けるとき「素材時間30分、完成尺は5分でお願いします」みたいなことがある。
5分の動画を作ればいいだけじゃん。と思いがちだが、この5分を作るためには30分の動画を何回も見る必要があるということだ。
30分の動画から使えないシーンを削ったら10分になった、そこから5分以内に収めるためにさらにそぎ落とす。なんてことをしているとかなり時間をつかってしまう。
撮影者=編集者だと、作りたいように撮るだけなのでロスが少なくて済む。
スキルが身につきやすい
撮影から編集まで一貫して行えるようになると知識や業務の幅が広がる。
魅力的な動画の構成を知れたり、カメラの知識がついたりとメリットは十分である。
うまくいけば撮影と編集をとりまとめるディレクターもできるようになるので、撮影込みの案件をみつけたら積極的に提案していきたい。

まとめ
PCと動画編集ソフトを用意したらまずはプライベートで撮影した動画でもいじってみよう。
カット・テロップくらいなら2時間くらいあれば最低限できるようになる。
幸い今はYouTubeやブログで初心者むけの情報を発信している人も多いので、検索エンジンを使いこなせる人なら初心者の段階でつまずくことも少ないだろう。
簡単な編集ができるようになったら、まずは今回紹介したような案件に応募してみてほしい。
低単価でもはじめは経験こそ報酬だと思ってやってみることが大切だ。
できる範囲の輪を少しずつ広げていれば、副収入もそれに比例して増えていくだろう。