キットレンズからの卒業
はじめてのミラーレスカメラ購入から1年あまり、趣味に副業に大活躍のマイカメラ FUJIFILM XS-10。
周辺装備も自分なりに充実してきて、そろそろキットレンズを卒業しようと思うようになりました。
明るい単焦点レンズも魅力的だけれど、個人的に野鳥とか工場夜景なんかを撮影してみたかったので2021年10月にタムロンから発売された 18-300mm F/3.5-6.3 の高倍率ズームレンズにしようと決めました。
タムロンがXマウントのレンズを出すのはこれが初で、驚異の16.6倍ズームに強力な手振れ補正という性能には期待が膨らみます。
発売日から5か月が経とうとしている2022年3月下旬、僕は早速価格.comを開いたのでした。
世界的な半導体不足で在庫が無い!?
あれ、どのショップにも在庫が無いぞ……
Amazonや楽天を見ても勿論見つかりません。
在庫の表示はどこも「問合せ」になっています。

各ショップの「ショップに問い合わせる」から進んでも「納期未定」や「お取り寄せ」となっていました。
なんでも最長で4ヶ月待ちなんて噂も……
中古も……流れてないか。

結局「店頭販売あり」の表示があったマップカメラで、一縷の望みをかけ購入することにしました。
購入手続きを済ませ、在庫確認メールが届きます。
やっぱり無いかー……
同月初旬に即日配送されたという声もTwitterで見かけましたが、いまはダメみたいです。
僕は順番待ちの何番目で、品物は最近どのくらいの頻度でどれだけ入荷されてたのか知りたい。
早く欲しい!
購入手続きはしたものの、やっぱりすぐに欲しい僕は引き続き在庫を探しにネットの海をさまよいます。
価格.com攻略
大小さまざまなオンラインショップをめぐり、途中詐欺サイトで買わされそうになりながらも戻ってきたのは結局価格.com。ただいま。
今日はどうだろうかと見ていると、サイトウカメラなるショップらが「店頭販売あり」になっていることに気づく。
はいはい、どうせ在庫はないんでしょ?背伸びすんなって!
そう思いながら念のためにショップページを見てみる。
「在庫なし」とか「お取り寄せ」なんかの表示はない。
かといって「在庫あり」の表記も無いが……カートには追加できる。
こいつ、カートに追加できるぞ!……詐欺?
違いました。
実店舗が神奈川にあって中古品も数多く取り扱う老舗のようだったので、一旦フォームから問合せをしてみる。
待つこと30分、ショップからの返信が。

ああああああああある!!!!!!
既に手続きをしていたマップカメラには申し訳ないけれど「在庫無いよ!キャンセルするならメール返信してね」みたいな連絡がきていたのでキャンセルの依頼。
無事取り消しができたのを確認して速攻でサイトウカメラから購入しました。
良かった!あった!しかも翌日到着とのこと!
ただ、マップカメラと比較したら7,000円位高くなってしまいました。
それでもまだメーカー希望小売価格は大きく下回ってるし……税金税金!と納得することに。
数ヶ月手元に届かない可能性を考えたら、もうこれでゴールにしちゃおうと思ったのでした。
後に価格.comの「掲載情報に関するガイドライン」なるものを見つけました。
店頭販売あり | 店頭でも販売している商品で、ご利用時には事前にショップへの問い合わせが必要になる場合がある商品 |
問い合わせ | 発売済みの商品だが、商品発送までの期間についてはショップに問い合わせが必要な商品。1ヶ月以内に発送できない商品の登録は不可 |
と書かれていることを確認。ふむ。
在庫なしの場合はこのどちらかの表記になるようです。
裏を返せば「問い合わせ」の表記だと1ヶ月以内に発送できる、という意味になるのだけれど信じていいのだろうか?
きっと在庫が無くて1ヶ月以内の入荷もあるかわからない場合でも、商品の掲載自体をやめるということにはならないんだろうなぁ。
ルールを守って掲載せずにいるより、待たせておいたほうが売上になるだろうし。
「店頭販売あり」の場合でも、今回みたいにあったり無かったり分かれるんだろうなぁ。
今回のサイトウカメラの場合だと店舗は1店舗しかなく、レンズの在庫も1本。
ネットショップでも売りたいし店舗にも出しておきたいから、同時に購入されて困らないように在庫を「有」ではなく「店舗販売あり」にしていたのではと予想できます。

兵庫のアライカメラさん。ここもありそう。
結論、欲しい商品の在庫がどのショップにも無さそうなら、価格.comに張り付いて小規模な販売店が「店頭販売あり」の表示に代わるのを待つ。
これが現実的ではないでしょうか。
もっとも気長に待てるなら入荷通知を待ってもいいでしょうし、時間と労力があれば地域のカメラ屋さんに片っ端から電話してもいいのかもしれません 笑
翌日配送でゲット!いざ開封

白い箱がなんか新鮮。
カメラ系の箱ってなんか真っ黒のイメージがある。
開封!!

2つのリングはズームとフォーカス。
間にあるスイッチみたいなのはズームリングのロック機構。
ひっこめた18mmの状態から自重で伸びないようにロックができる。
早速愛機XS-10に装着してみる。

なにこれかっこいい……これで僕もキットレンズ卒業です 笑
レンズの重量は620g。
さすがにキットレンズからの付け替えなので重さは感じるものの、XS-10はグリップが深くがっしりホールドできるので、持った感じは別段違和感なし。
伸ばしたらこんなかんじ。
[■■伸ばし■■]ロック機構があるので自重でレンズが伸びる心配はないようです。
重いは重いですが、これ一本でなんでも撮れると思えばおでかけに持っていくことに抵抗はありません。
自分の場合はリストストラップをつけてカメラバッグで持ち歩くかな。

ピークデザインの エブリデイスリング(6リットル)に入れるとこんな感じ。
他にレンズを持ち歩かないならちょうどいいですね。
作例
風景
APS-Cで18-300mm、フルサイズ換算27-450mmの焦点距離の威力を見せてもらおう!
まずは同じ位置からどのくらいズームできるかを検証。
18mm

35mm

50mm

70mm

100mm

200mm

300mm

月並みな感想ですがすごい寄れますね!
こりゃあ撮影の幅が広がるなぁ。
今まで使っていたのはキットレンズの15-45mmだったのでズームの差が凄すぎる……。





遠くから狙ってぎゅっと圧縮効果の効いた写真を撮ったり、近づいて広角な撮影をしてみたりと非常に楽しめた。
初心者の脱キットレンズとしては正解の一つのように思う。
ピントとか構図に関してはこれから練習していきます。