なかなか寝付けず眠りの浅い日が続いていた
僕は30代前半の会社員。
入眠までに時間がかかったり途中で起きたり、早く目が覚めてしまうことが最近の悩みだ。
一刻も早く寝て睡眠時間を稼がなければいけないのに、気持ちとは裏腹になかなか寝付けない。
しかも夜中に何度も目が覚めるもんだから疲れが取れた気もしない。
寝具を変えてもなかなか効果が実感できないし、レンジでチンするホットアイマスクなんかも使ってみたけれど、就寝前にいちいちレンジで温めるのが面倒でいつの間にかやらなくなってしまった。
そもそもアイマスクをしていても、外を走る車や家電なんかの環境音が気になって眠れなかったりもする。
今回は寝つきの悪さを解消すべく、温熱効果のある耳栓を購入した。
その使用感などをレビューしていく。
ナイトミン耳ほぐタイムとは?
2021年10月に小林製薬から発売が開始された「ナイトミン耳ほぐタイム」は、耳を温めながら遮音をして安眠を促す温め耳栓だ。価格は634円(Amazon)。
形はワイヤレスイヤフォンのような感じで、耳穴に挿入するイヤーピースに受け皿のようなパーツがつながっており、そこへ使い捨ての発熱体を装着して耳へと装着する仕組みだ。
イヤーピースは遮音効果があるものの、完全に防音するものではなく目覚ましの音は聞こえるようになっている為、装着したまま寝ることができる。
発熱体の効果持続時間は約20分、心地よい暖かさが「耳甲介腔」という耳穴周辺の自律神経を温めリラックス効果を発揮する。
本体には繰り返し使える本体1セットと、使い捨ての発熱体が5回分、イヤーピースはSとMサイズの2種類付属している。
実際に使ってみた
耳を温めるという物珍しさに惹かれて近所のドラッグストア衝動買いした。

発熱体を本体に取り付ける。
袋から出した時点で既にじんわりと暖かくなってきている。
発熱体は本体のくぼみに合わせはめこむ。

発熱体はいわゆるホッカイロのような感じ。
本体はシリコンでできているため柔らかく、着脱も楽にできる。
装着してみるとこんな感じ。

発熱体が耳のくぼみに沿うように調整する。
軽くて柔らかいから着けてて痛くなることはなさそう。
仰向けで寝ている限りは取れてしまうこともなさそうだ。
僕は日ごろからスマートウォッチ「HUAWEI Band 6」を使ってなんとなく健康管理をしていて、睡眠ログもとっている。
ナイトミン耳ほぐタイム を使う以前と使った日のデータを参考として確認する。
バッテリーは14日間持続するし、振動での目覚ましも◎
僕の普段の睡眠はこんな感じ。

全体的に浅い睡眠(グラフのピンク)が多く、3回も途中で目覚めているという質の悪さ。
僕は毎日12:30にはベッドに入っているのだけれど、眠るのは結局1:00を超えてしまっている。
この辺の寝つきの悪さにどう影響してくるのか楽しみだ。
それでは ナイトミン耳ほぐタイム をつけてベッドへ。
耳がじわーっと温められている。
汗をかくようなものでもなく、ちょうどいいリラックス感が続いていく。
気づけば寝てしまっていた。
いつもは眠りにつくまで30分くらいはかかるけれど、今回は即落ちだったように思う。
睡眠データはこんな感じ。

まず、早く眠れたおかげで睡眠時間が長くなった。
そして夜間に目が覚めていない。
さらに、深い睡眠(グラフの紫)が多くなっている!
大体夜中に1~3回くらい目覚めるのが癖になっていたけれど、すばやくそして深く眠れていたことがわかった。
体調もあるだろうから、これだけが質の良い睡眠を生んだわけではないとは思うけれど、使った本人的には満足する使用感と効果であった。
良かった点&気になるところ
良かった点
- 耳穴周辺の自律神経を温めることで得られるリラックス効果
- 外部の雑音を軽減する防音効果
- 準備が簡単で使い捨てられる気軽さ
気になるところ
- 毎日使うとそれなりに高価(月3,000円程度)
- 発熱体の持続時間が若干短い
まとめ
使い捨ての商品なのでレンジで温める系の買い切りグッズよりは費用がかかってしまうものの、耳の自律神経をあたためるという点は試す価値ありかと思う。
また、耳を温めることは内臓の活性化にもつながるらしく、高血圧や糖尿病などにも効果が期待できるとも言われているようだ。
僕もそうだったけれど、多くの方は「耳を温める」という発想がそもそもないと思う。
個人的には気持ちよく眠れて睡眠の質が上がったように思うので、常備しておいて大事な日の前夜なんかに使っていこうと思っている。
少しでも気になる方は、話のタネに一度使用してみてはどうだろうか。