ジョジョの奇妙な冒険
ここ数年でアニメ化が進み、最近では第6部がNetflixで全世界独占先行配信されるということで話題となっている。
ジョジョの奇妙な冒険は1986年から現在に至るまで130巻以上続くビッグタイトルだ。
1~8部で構成されており、各部ごとに主人公が異なるのが特徴。
第1部の主人公「ジョナサン・ジョースター」から始まるジョースター家の一族と、その宿敵たちとの戦いが異なる時代・場所で織りなされていく群像劇だ。
長らく人気作として愛され続けてきたジョジョだが、なかなか読みだせずにいる人も多いのではないだろうか?
「絵がちょっと…」と多分100億回言われている。
「すぐ慣れるよ」という切返しもまた100億回言われたことだろう。
読み始めると結局その通りだと思うことになる。
第1部は5巻まで。
続く第2部は12巻までとテンポよく読めるはずなので、一旦何も考えずに読んでみてほしい。
ポイント
・主人公や舞台が部ごとに変わる
・各部しっかり完結する
・能力バトルは3部から
・6部はアニメだけでも良い
ちなみに僕の好きな部は 5>7=2>4=3=1>6
お気に入りのスタンド(デザイン)はハイウェイスター
しびれたシーンは「アンタは今 再びッ!オレの心を『裏切った』ッ!」と「ようこそ……『男の世界』へ……」
わからない人ごめんなさい。

バイオーグ・トリニティ
覆面作家の舞城王太郎と「エア・ギア」などでおなじみの大暮維人がタッグを組んで描かれた作品。
ヤバい、マジで榎本芙三歩のことが好き過ぎて俺死ぬ。
両掌に穴が空き、好きなものを吸い込んで融合できてしまう病気「バイオ・バグ」。あやういバランスで成り立つ世界で、恋心とか青春とかはどうなっちゃうのよ? まさかの二人が描き出すラジカルポップな青春群像劇、開幕なのだぜ。
掌に空いた穴で吸い込んだ何かと融合できる。
ある者はバイク、またある者は蝶。
そんな世界の高校生「藤井」が主人公。
ヒロイン芙三歩に思いを寄せながらも、なかなかそれを伝えられずにいた。
あるものを目撃してしまったせいで「バイオーグ・ハンター」に命を狙われることになった主人公は追い詰められた末に意外なものを吸い込み、融合することになる。
この作品の何が好きかというと「画」と「世界観」だ。
横書きのフキダシや見たこともない構図、若干難解に感じるストーリーに少し戸惑うかもしれないけれど最後まで読んでみてほしい。
愛と祈りに満ちたわがままなストーリーに、綺麗でオシャ感たっぷりの画とセリフが飛び交う。
そんな漫画。
ポイント
・BLEACHよりもオサレかも
・画が果てしなくキレイ
・SF!純愛!能力バトル!
ベルウッドがいちばん好き

I’ll 〜アイル〜
1996年~2004年まで連載されたバスケットボール漫画。
浅田弘幸の漫画は「テガミバチ」の方が有名かもしれないが、僕はこれが好き。
スラムダンクが連載終了した年に始まったこの作品もまた、タイプの違う名作バスケ漫画だと思っている。
高校入学目前に、ある中学校で行われた3年生最後の出場となるバスケの試合。そこで二人は出会う…。
バスケ一家で育った“エリート”の柊仁成と、天性の跳躍力を持つ立花茜。
だが二人に共通した思いは、高校ではもうバスケはやらないということだった…。が…。
バスケ漫画だけど、実際はバスケを素材にした青春漫画といって良い。
「別にバスケじゃなくてもいいじゃん」とも感じるけど、主人公たちのキャラや雰囲気にはやっぱりバスケが合うんだと思う。
バスケを辞めようとしつつも燻っていた2人が出会い、お互いをライバル視しながらも周りを巻き込んで成長していくようなお話。
友情や恋愛・忘れられない過去・将来に対する不安など、高校生ならではの部分を静かに・クールに描いている作品だ。
ポイント
・×熱いスポーツ漫画 ○クールな青春漫画
・全体的にクサい、でもそれがいい
・令和には無い雰囲気
浅田弘幸は田島昭宇、小畑健と仲がいいらしい。
画の雰囲気からなんとなくわかる。

四月は君の嘘
桜の花びら、音楽、そして嘘。君と出逢った日から世界は変わる――母の死をきっかけにピアノを弾かなくなった、元・天才少年ピアニスト有馬公生(ありま・こうせい)。
目標もなく過ごす彼の日常は、モノトーンのように色が無い……だが、友人の付き添いで行ったデートが、少年の暗い運命を変える。
性格最低、暴力上等、そして才能豊かなヴァイオリニスト……少女・宮園(みやぞの)かをりと出逢った日から、有馬公生の日常は色付き始める!! 胸を打つ青春ラブストーリー!!
タイトルの意味を意識し始めるのは5巻くらいになってから。
この作品は演奏シーンの表現力がとても豊かで、漫画本から音楽が聴こえてくるような錯覚に陥る。
クラシック音楽なんて全然知らないけど、絵から壮大な音楽が確かに聴こえた。
「表現力」と単純にまとめてしまってもいいのかわからないが、本作にはそういう他の漫画にはない特別な魅力があるように思う。
ポイント
・絵から音楽が溢れる
・泣けるけど前向きになれる
・アニメもおすすめ
カラフルに彩られていく青春。
ヒロインは好みが分かれそうなところ。

僕らはみんな河合荘
親の転勤により、一人暮らしをすることになった宇佐くん。だが彼の新しい住居は奇人変態ばかり。だが、憧れの律先輩もそこにいて…!?
男子高校生・宇佐くんが下宿「河合荘」で強烈な人に囲まれて過ごす恋愛コメディ。
面倒見の良さゆえに事件やハプニングに巻き込まれながらも、周辺の人々同士のコミュニケーションが広がっていきながら、徐々に律と心の距離を詰めるようになる。
ヒロインは不愛想でいつも本に夢中な先輩。
物語が進むにつれて徐々に主人公を意識しているような言動を見せるが、はじめのうちはなかなか関係性が進むことは無い。
しだいに嫉妬ともとれる表情をみせるようになり、最終的には周りに煽られながらも主人公への恋心を自覚していく。
恋愛要素もさることながら、河合壮に住む住民たちも非常に個性的でギャグ要素も面白さも魅力。
ポイント
・21世紀版「めぞん一刻」
・全11巻でサクッと読める
・河合荘の住民のキャラが濃すぎる
とにかくヒロインの律っちゃんの破壊力がヤバい
