つい先日のこと。
約2年間、ほぼ毎日使ってきたモレスキンの「クラシックバーチカルデバイスバッグ」が天寿を全うした。
15インチまでのPCが入るすごく薄くてスタイリッシュなデザインがとても気に入っていた。
愛用していただけにもっと使いたかったが、合皮であったため至る所がポロポロとはがれており、トドメに肩紐の金具が破損しお別れを余儀なくされたのである。
お気に入りのアイテムが使えなくなるのは悲しい。
ならば今度は多少値が張っても長く愛せるものを手に入れようと思い、僕は『MOTHERHOUSE(マザーハウス)』という日本のブランドにたどり着いた。

そこで購入したのは定番の『アンティークスクエアバックパック』。
ちなみに大きさは通常サイズで、色はダークブラウン。
税込み45,100円だった。
公式をはじめとするブログなどのWEB媒体にすでに様々な情報が載っているが、今回は開封から着用イメージ、収納力チェックまでを大量の画像と共にレビューする。
この素敵なバックパックの魅力を少しでも多く伝えられたら幸いだ。
開封

なにこの素敵なショッパー。
買い物バッグとして活躍してもらうことが決定した。

中はこんな感じで丁寧に梱包されている。
いざ開封。

カッコいい……本革の光沢が最高。
まだ買ったばかりで固い感じがする。
ケアしながら使っていくうちに風合いや感触も変わってくるのだろうか。

ぐるっと360度。

底面。
置いたとき足になるようなものはついていないシンプルなスタイル。
バッグハンガーを一緒に携帯する人が多いみたいだ。
外観細部

上面のハンドル部分。
縫製もしっかりしていて持ちやすい。
壊れてしまう姿はなかなか想像し辛い。

僕はキレイめが好きなので、同じ商品の中でも革の色ムラやシワがあまりないものを選んだ。
色が同じでも見え方が違うもので、色ムラが多くあるとカジュアルな印象を受ける。
それはそれでカッコいい雰囲気だったので好みが出るところ。
購入の際、革(色)の個体差にもこだわれるのも素敵なポイントだと思った。

表面右下には小さいポケットがあしらわれている。
片側にマチがついているので中のものも取り出しやすい。
サイズ的に大き過ぎないスマホや名刺入れくらいの物ならスマートに入れておける。
しかしながら出し入れのときに物がファスナーに擦れるため、リップクリームとかの小物を入れるくらいで使った方がいいかもしれない。

背中側。
2本の肩紐の付け根に革が張っているが、中にやわらかい芯材が入っている。

アンティークな雰囲気を醸しだす金具。
落ち着いた上品さがあって質感も高い。

肩紐は下にいくにつれて若干細くなっている。
穴が3か所空いており長さの調整も可能だけど、調整の幅は小さ目。
背がすごく高い人やガタイの良い人は店頭で実際に背負ってみることをおすすめする。
背負った感じ


僕は身長180cm、体重70kgのなで肩体型。
購入前は「通常サイズだと小さく見えちゃうかも…」なんて思ったけどそんなことなかった。
むしろ大きいサイズだと日常使うにはサイズがでかすぎて旅行感さえあった。

ラフに背負っても形は崩れない。

手に持ってこんな感じ。
肩紐もそんなにプラプラしないし、だらんと手で持ってもカッコいいと思う。
今回購入したアンティークスクエアバックパックは改良モデルで、外側上部の芯材が強化されているため手に持っても形が崩れにくい。
内側細部

まだ革が固くて開きにくさがある。
中にはチェック柄の布が張ってある。
華やかな見た目もさることながら、内側を明るめの色にすることによって収納物の視認性が高まっている。
背中側にはノートPCやA4の書類が入るポケットがある。
ポケットには若干のクッション材が使われていて、軽い衝撃なら耐えられそう。

“MOTHERHOUSE”の装飾。

外側。
小さめのポケットが2つとペンポケットが1つ。

左から あぶらとり紙、マネークリップ、ボールペン。
あまり厚いものは適さない。
このほかスマホや名刺入れ、メモ帳やキーケースなら入りそうだ。

底面。愛機FUJI X-S10を入れてみた。
外観ではスリムな印象だったけど、思ったより奥行きがある。
僕はパソコンとカメラを持ち歩きたかったのでこの位がちょうどいい。
弁当箱や2リットルのペットボトル(後述)も入る。
収納力

なんとなく近くにあったものを集めてみたので一旦入れてみる。
・Mac Book Pro (M1) 13インチ
・iPad Air2
・Kindle Paperwhite
・ミラーレスカメラ FUJI X-S10
・眼鏡ケース
・ガジェットポーチ
・Presso noir (財布)&Chip(小銭入れ)
・A4バインダー
・B5の本

パソコンを入れるときファスナーに擦れて傷がつきそう…

PC用のケースが必須かもしれない。

物を入れたらこんな感じ。
これにカメラを入れてもまだスペースはあまりそう。
1泊の旅行や出張にも行けるくらいには収納力がある。
持ち物が少ない男なら2泊は余裕でいける。

このくらいじゃ持ち上げても形は崩れない。

2リットルの水だって…

3本入っちゃう 笑
しかもまた上に余裕があるという。
以外に収納力があってびっくり。
まとめ
実は購入まで何か月も迷い、ネットで情報を漁ったり実店舗へさわりに行ったりしていた。
45,100円という金額は決して安くはなかったけど、購入して大正解だ。
シンプルで品のあるデザイン。本革の質感。
このアンティークスクエアバックパックは、60歳で背負っててもカッコいいと思う。
愛するモノが身のまわりに増えていく感覚、長く付き合っていけるよろこび……
そのうちニヤニヤしながら革のお手入れをする自分がいまから想像できる。
